塗料の種類と特徴についてご紹介します!
2024/07/28
快適で自分好みの家づくりを考えている方の中には、外壁塗装を検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
外壁塗装を行うにあたって、塗料の種類を選ぶ必要があります。
塗料は、家の外観を左右するだけでなく、耐久性や機能性にも大きく影響します。
この記事では、塗料の種類と特徴、選び方についてご紹介します。
□塗料の種類と特徴
塗料の種類は、大きく分けて「顔料」と「樹脂」に分類されます。
*顔料
顔料は、塗料の色を決める成分です。
顔料の種類によって、発色や耐久性が異なります。
1: 無機顔料
鉱物顔料とも呼ばれ、落ち着いた色調が特徴です。
耐候性や耐薬品性に優れ、隠ぺい力も高いのが特徴です。
2: 着色顔料
チタン(白)、カーボンブラック(黒)、黄色酸化鉄(黄)、酸化鉄(赤)などがあります。
3: 体質顔料
炭酸カルシウム、バライト粉、滑石、タルクなどがあります。
4: 機能性顔料
アルミニウム粉、硫化亜鉛などがあります。
5: 有機顔料
無機顔料と対照的な性質を持ち、鮮やかな発色と多様な色彩が特徴です。
ただし、耐候性や隠ぺい性に劣り、価格も高めです。
*樹脂
樹脂は、塗料の強度や耐久性を決める成分です。
樹脂の種類によって、耐候性、耐久性、光沢などが異なります。
1: アクリル塗料
手軽に扱え、価格が安いのが特徴です。
耐久性は低く、ツヤ落ちも早いです。
2: ウレタン塗料
アクリル塗料よりも耐候性、耐久性が高いのが特徴です。
軟らかく密着性が高いため、木部や雨どいなど細かい部分の塗装に適しています。
3: シリコン塗料
現在、外壁や屋根の塗装にもっとも使われている塗料です。
紫外線に強く、耐候性もある割には価格も適正なのが魅力です。
4: フッ素塗料
現在、もっとも耐久性の高い塗料のひとつとして数えられます。
シリコン塗料に比べて価格は高めですが、15~20年の耐久性を誇ります。
□塗料の選び方
塗料を選ぶ際は、以下のポイントを参考にしましょう。
1: 塗りたい素材に合った塗料を選ぶ
・ 金属
金属は塗料が付きにくいので、適切な手順を踏んで塗装するのがポイントです。
錆がある場合は、錆を落とし、塗料の密着度を向上させるプライマーで下塗りをします。
・ コンクリート
コンクリートを塗る場合は、撥水塗料、カラークリア塗料、弾性塗料などがあります。
それぞれの特徴を理解し、用途に合わせて選びましょう。
・ 木材
木材用の塗料は種類が多く、木目を生かすもの、木目を隠すもの、耐候性の高いもの、防腐効果のあるものなどがあります。
屋外で使うものなのか、屋内で使うものなのかでも選び方が変わってきます。
2: 塗料を塗りたい場所で選ぶ
・ 内装(屋内)
臭いや化学物質による健康被害などが懸念されるため、安全性の高い塗料が求められます。
水性塗料や自然塗料をはじめ、屋内での使用面積の制限のない塗料がおすすめです。
・ 外装(屋外)
耐久性が求められます。
アクリル、ウレタン、シリコン、フッ素の順に耐久性が上がりますが、価格も高くなります。
□まとめ
塗料は、種類によって特徴が大きく異なります。
素材や用途に合わせて適切な塗料を選び、快適で自分好みの家づくりを実現しましょう。
碧南市・西尾市・高浜市周辺で外壁塗装をご検討中の方は、持続性のある美観と安全性に配慮した技術、塗料選びによって施工を行う当社にぜひ一度ご相談ください。