すが漏れとは?雨漏りとの違いや原因、対策を解説!
2024/08/22
冬場に雪が降る地域に住む方は、屋根から水が漏れてくる「すが漏れ」に悩まされている方もいるのではないでしょうか。
「雪が降ると屋根から水が漏れてくる…」と感じているものの、雨漏りとの違いが分からず、適切な対策方法がわからない方も多いかもしれません。
今回は、すが漏れの原因やメカニズム、雨漏りとの違いを解説し、適切な対策方法を具体的に示すことで、安心して冬を過ごせるようにサポートします。
□すが漏れと雨漏りは何が違う?
すが漏れと雨漏りとでは何が異なるのでしょうか。
すが漏れと雨漏りはどちらも屋根から水が漏れてくる現象ですが、実は、原因と発生メカニズムが異なります。
雨漏りの原因は、屋根の劣化や破損などによる雨水の浸入です。
一方、すが漏れの原因は、雪が屋根に積もって溶けた水が排水されずに溜まり、屋根の継ぎ目などから室内に浸入することです。
つまり、雨漏りは屋根そのものに問題があるのに対し、すが漏りは雪が原因で発生する現象と言えます。
□すが漏れの原因と対策
すが漏れの原因は、雪が屋根に積もって溶けた水が排水されずに溜まり、屋根の継ぎ目などから室内に浸入することです。
具体的には、以下の様な状況が考えられます。
1. 屋根の勾配が緩い
2. 雪止めの設置が不適切
3. 屋根材の劣化
4. 屋根の通気不良
これらの原因によって、雪が屋根に積もり、日差しや室内の暖房によって溶けて水が溜まってしまいます。
水が溜まると、重みで屋根材が歪んだり、継ぎ目から水が浸入しやすくなります。
すが漏れを防ぐためには、これらの原因を解消する以下の4つのような対策が必要です。
1. 屋根の勾配を調整する
2. 雪止めの設置状況を見直し、適切な位置に設置する
3. 屋根材を補修したり、塗装を塗り替える
4. 屋根の通気を改善する
これらの対策を行うことで、雪が溶けても水が溜まらず、すが漏れの発生を防げます。
□まとめ
すが漏れは、雪が溶けて水が溜まることによって発生する現象です。
雨漏りとは異なり、屋根そのものに問題があるわけではなく、雪の積もり方や屋根の構造が影響しています。
すが漏れを防ぐためには、屋根の勾配や雪止め、塗装状態などを確認し、当社のような業者に相談するなど必要に応じて補修やメンテナンスを行うことが重要です。
冬場に雪が降る地域に住む方は、すが漏れの原因と対策について理解し、適切な対策を行うことで、安心して冬を過ごせるようにしましょう。