漆喰外壁の塗り替え!汚れやダメージごとのメンテナンス方法を解説
2024/09/03
築年数が経つと、漆喰外壁は汚れや劣化が目立ちはじめます。
「美観を損なうのは嫌だけど、プロに頼むのは費用がかかる」
このように思っている方は多いでしょう。
この記事では碧南市・西尾市・高浜市周辺で塗装を検討中の方に向けて、漆喰外壁のメンテナンス方法とDIYで塗り替える手順を解説します。
□漆喰外壁のメンテナンス方法
漆喰外壁は、独特の風合いと優れた機能性を持ちながらも、汚れや劣化に弱く、適切なメンテナンスが必要です。
汚れやダメージの種類によって適切な対処法が異なりますので、症状別に具体的な方法をご紹介します。
1: 軽い汚れ
日常的な汚れは、消しゴムや濡れ雑巾で拭き取れます。
頑固な汚れには、メラミンスポンジを使用してみましょう。
メラミンスポンジは、汚れを落とすだけでなく、表面を白くする効果もあります。
そのため、古くなって全体の色が変化している外壁に使用する場合、擦った部分だけ白くなってしまう可能性があるので、目立たない部分で試してから使用しましょう。
2: カビやコケ
漆喰はアルカリ性でカビが生えにくい素材ですが、湿度や温度などの条件が揃うと、カビやコケが発生することがあります。
黒ずみがカビかコケかは、拭き取ってみてすぐに取れるようならコケ、取れないようならカビです。
カビは拭き取るだけでは除去できません。
塩素系漂白剤やカビ除去剤を使用しましょう。
漂白剤を使用する際は、水で薄めて、霧吹きで吹き付け、布で拭き取るか、ペースト状にした重曹を塗布して放置、その後水で薄めた漂白剤を吹き付けて拭き取るとより効果的です。
カビ除去剤を使用する際は、製品の説明書に従ってください。
3: 色汚れ
飲み物や食べ物、ペンなどが付着した場合は、サンドペーパーで丁寧に擦り取ります。
目が細かいサンドペーパーを選び、強く擦りすぎると漆喰が傷付くので注意しましょう。
4: 色ムラ
色ムラは、エフロレッセンス(白華)と呼ばれる現象が原因である場合があります。
白くなっている箇所を固く絞った雑巾で拭いてみましょう。
それでも白い粉が出てくる場合は、塗り替えが必要です。
「チョーキングストップ」という漆喰専用のチョーキング止めを使用する方法もあります。
□漆喰外壁の塗り替えについて解説!
漆喰外壁の塗り替えは、専門知識や技術が必要ですが、適切な準備と手順を踏めば、自分でも可能です。
1: 準備
まず、施工場所を決めて、下地となる壁の確認を行い、施工面積を計算します。
次に、養生を行い、漆喰材料と施工道具を準備します。
スケジュールを立てて作業を進めると、スムーズに作業を進められます。
2: 塗り方
下塗りは、表面を平らに薄く塗るようにします。
仕上げ塗りは、下塗りが乾き切らないうちに、コテを利き手と逆方向から利き手側に向かって平行に滑らせるように塗ると、スムーズに塗れます。
浮いている部分や剥がれている部分は、カッターやスクレイパーで取り除いてから塗装しましょう。
3: 費用相場
漆喰の費用は、1平方メートルあたり990〜1,600円程度です。
下地材が必要な場合は、さらに1,000円程度の費用がかかります。
その他にも、盛り板、養生テープ、コテなどの道具が必要になります。
4: 注意点
DIYで塗り替えを行う場合は、下地の状態が仕上がりに大きく影響します。
ひび割れなどが発生する可能性もあるので、不安な場合は専門業者に相談することをおすすめします。
□まとめ
漆喰外壁のメンテナンスは、汚れやダメージの種類によって適切な方法が異なります。
軽い汚れは消しゴムや濡れ雑巾で、カビやコケは漂白剤やカビ除去剤で対処できます。
塗り替えは、準備と手順をしっかり行えば、自分でも可能です。
しかし、下地処理や施工方法によっては、仕上がりに影響が出ることがあります。