塗装してはいけない屋根材ってなに?適切な対処法を解説!
2023/12/03
屋根の塗装は家の美観を保つだけでなく、保護の役割も果たしますが、すべての屋根材に塗装が適しているわけではありません。
特にリフォームや修繕を検討している方にとって、塗装が適さない屋根材の知識は、無駄な出費を避け、適切なメンテナンス方法を選択するために不可欠です。
この記事では、塗装してはいけない屋根材の種類と、そのような屋根に対する最適な対処法をご紹介します。
□塗装してはいけない屋根材とは?
*パミールの問題点
パミールはかつてニチハが製造していた屋根材で、現在は製造中止となっています。
この屋根材は、層状に剥がれやすい特性を持っており、塗装をしても表面が剥れてしまうため、塗装によるメンテナンスは不適切です。
*コロニアルNEOの欠点
コロニアルNEOはクボタ(現ケイミュー)が開発したスレート屋根で、無数のひび割れや欠けが生じやすいという問題があります。
塗装後わずか1年でひびが入ることもあり、耐久性の面で塗装が推奨されない屋根材の一つです。
そのため、コロニアルNEOの屋根は、塗装ではなく他の方法でのメンテナンスが求められます。
*レサスの脆弱性
レサスは松下電工(現ケイミュー)が製造していた屋根材で、塗装後も割れや破損が頻繁に起こり、塗装の効果が期待できません。
すぐに割れてしまうため、塗装による保護は不可能とされています。
□塗装できない屋根の適切な対処法
1.カバー工法で対処する
カバー工法は、既存の屋根に新たな屋根材を上から重ねて設置するリフォーム手法です。
この方法の最大の魅力は、コストパフォーマンスの高さにあります。
この工法は、特に下地がまだ健全で、表面のみの老朽化が見られる屋根に適しています。
しかし、カバー工法は万能ではありません。
屋根の劣化が進行している場合や、雨漏りが発生している場合には適用できません。
また、屋根の構造が特定の条件を満たしていないと、新しい屋根材の重みでさらにダメージを受ける可能性も考慮する必要があります。
2.葺き替え工法で対処する
葺き替え工法は、屋根を根本から新しくする方法であり、屋根の全体的な構造を見直せるため、根深い問題に対処するのに適しています。
葺き替えによって、屋根全体の耐震性を高められるのは大きな利点です。
特に、屋根の下地が傷んでいる場合や雨漏りが発生している場合には、葺き替えが必要不可欠です。
葺き替え工法では、古い屋根材を完全に撤去し、新しい屋根材に交換します。
これにより、屋根の断熱性や気密性を向上させることが可能で、結果としてエネルギー効率の良い家づくりに貢献します。
ただし、葺き替え工法は時間とコストがかかるため、計画的に進める必要があります。
□まとめ
屋根の塗装は、適切な屋根材に施されることでその効果を発揮します。
しかし、パミールやコロニアルNEO、レサスのように塗装に適さない屋根材も存在し、これらにはカバー工法や葺き替えといった別のメンテナンス方法が必要です。
屋根材の種類を正しく理解し、適切なメンテナンス方法を選択し、屋根を長持ちさせましょう。
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